パリーグの各球団の親会社の職種

ソフトバンク

プロ野球のパリーグにはセリーグと同じく球団が6つあります。それぞれの親会社の職種は、ソフトバンクが携帯電話会社、楽天がネット通販などの会社、オリックスはリース会社、西武は鉄道や百貨店事業の会社、ロッテはお菓子販売の会社、日本ハムは食品販売会社です。

ただしセリーグと違って親会社が多く変わっているのがパリーグの特徴です。2000年代に入ってからでもソフトバンクはダイエーから球団を引き継いでいますし、関西では2004年を最後に近鉄球団が消滅し、2005年からは楽天がプロ野球界に参入してきました。
また、関西の私鉄会社である阪急と南海は、ともに昭和63年を最後に球団を譲渡しました。昭和50年代に埼玉に本拠地を移して誕生した西武ライオンズも、もとは九州の西鉄が親会社でした。

西鉄は稲尾や中西などの名選手を生み出し、昭和30年代にはパリーグを代表する強豪チームでしたが、昭和40年代に発覚した黒い霧事件をきっかけに球団が弱体化し、九州を離れる結果になったのです。ロッテと日本ハムは平成に入ってからは落ち着いていますが、古くはロッテは大毎、日本ハムは東映だった時代がありました。いずれも時代の変化に伴って球団譲渡が行われました。