プロ野球セリーグ6球団の親会社の職種
プロ野球セリーグには6球団あり、それぞれ親会社の職種が違います。巨人と中日は新聞社で、巨人は読売新聞社、中日は中日新聞社が親会社です。阪神は電鉄会社で、百貨店や不動産事業も展開しています。
広島はマツダの自動車販売会社です。ヤクルトは飲料品販売会社、DeNAはインターネット関連の企業です。これら親会社の職種が実際にプレーする選手に大きな影響を及ぼすことはありません。
巨人と中日は新聞社同士だからライバル心が強いなどと言われたこともありますが、グラウンドでプレーする選手が新聞の売上部数を気にしてプレーするようなことはありません。
また、関西では阪神が電鉄会社として球団を持っており、阪神電鉄の甲子園駅のすぐそばに甲子園球場があって試合が行われる日には多くのファンが阪神電車を利用しています。昔は阪急、南海、近鉄といった開催の私鉄会社も球団を持っていましたが、いずれも観客動員の伸び悩みから球団を手放してしまい、結局は阪神の一人勝ち状態となったのが関西の状況です。プロ野球はメディアへの露出が多いため、球団を持った会社はそれだけで大きな宣伝となる効果があるのです。ただし、球界への参入には厳しい審査があります。